第14章 リヴァイとの関係?
「何故だ?今後の為に必要な行為だぞ?」
「せめて半裸にしろ」
「全裸の方がより詳細に・・・」
「却下だ!」
ドスの利いた声で「それはセクハラに当たる」とまで
言われてしまえば、ナナシも折れるしかない。
それでも未練がましく
「だが、リヴァイ達は見せてくれたではないか」
と言うと、リヴァイの眉間の皺が紙が挟めるレベルのものに
変わった。
「俺のは構わん。だが、他の男の全裸は見るな」
「・・・・・・うぃ」
凶悪な面構えになったリヴァイはちょっぴり恐い。
リヴァイは溜息を吐いた後、険悪な空気を払拭する為か
話題を変えた。
「そう言えば、おまえに作ってもらった腕輪だが・・・
一年半前突然効力を失くした。一応取ってあるが、
あれはもう使えないのか?」
リヴァイが言ったのは、スポ根顔負けの
超強力筋力養成ギプス腕輪の事だった。
特別にエルヴィン、リヴァイ、ミケに作ってやった代物だったが、
ナナシの死によってその効力が失われたらしい。