第14章 リヴァイとの関係?
「・・・というのが、私の結論だが、どう思う?」
「そうだな・・・。今から立体機動の腕を格段に上げるのは
不可能だ。俺やエルヴィンもそんな事わかりきってる。
おまえの言う通り『対人格闘』を主とした訓練でも構わないと思うが」
「恐らくギリギリまで巨人化能力は使わないでいくとは思うが、
もしも・・・万が一、リヴァイ班が危機に瀕したら?」
「あいつは・・・エレンは間違いなく巨人化する、だろうな」
「それを考えるとなると、エレンにはやはり『立体機動技術』
よりも、巨人化した際己を守る『対人格闘』の方が・・・・」
「俺はおまえの考えに賛同する」
リヴァイとの話し合いの結果、エレンには『対人格闘』訓練を
主に置くことにした。
「・・・となれば、エレンの筋肉の付き方を直に見せてもらうか・・・」
「ちょっと、待て」
一歩踏み出そうとしたら、絶望線を浮かべたリヴァイが
ナナシの肩を掴んで止めた。
「まさか、てめぇ・・・エレンの裸を・・・」
「?当然だろう?その方がはっきりするし・・・」
「ダメだ。止めろ。却下だ」
鬼気迫る感じでリヴァイに止められ、
流石のナナシもタジタジになった。
リヴァイが何故ここまで反対するのか理解できない。
リヴァイはナナシの観察眼の事をよくわかっているはずである。