• テキストサイズ

The Anjel ー殺人鬼と悪魔に魅入られた人ー

第4章 Serial killer ー殺人鬼ー





『…何?レイチェル。』

「小鳥の所へ行っても良い…?」


振り返ってレイチェルを見つめる私を見上げるようにして見つめ返して、レイチェルは言う。
私はふっと微笑って言った。


『…ああ。構わないよ。
 君は、優しいんだね…レイチェル。』


私は続いて、そっとレイチェルの頭を撫でた。
レイチェルは少しだけ首を傾げて、困ったように微笑んだ。


『んじゃあ、ついでにこっちのドアへ行ってみようか……。』


私は、来た方とはまた別のドアを押してみた。
…そのドアには、ドアノブが無かった。


『…あれ?
 …ここって……。』

「…最初、開かなかったところだね。」


私の声に続いてレイチェルが言った。


『…じゃあ、小鳥のところまで行こうか。』

「…うん。」



/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp