• テキストサイズ

The Anjel ー殺人鬼と悪魔に魅入られた人ー

第4章 Serial killer ー殺人鬼ー






さっき殺人鬼が消えていった方…
を、レイチェルは人差し指を1本立てて指さしている。


…正直に白状すると、気が引ける。
と、いうのも、


"殺人鬼と八合わせたらどうしよう…。"


と、私が思っているからだ。

…だが、このフロアの探せる場所は全て探した…はずだ。


あと見ていないのは、こちら側だけ……。


結局そういう結論に至った私は、唇を軽く噛んで、深く深く…溜息を吐いた。


『…はぁ……。
 仕方ない、か……。

 待たせてごめんね。
 行こう、レイチェル。覚悟は出来たよ。』

「…うん。」


レイチェルの返答に私は1つだけ頷いてドアノブをひねった…。


…次にあの殺人鬼に出会ってしまったら、確実に殺されてしまう……。


私は、そんな不安に駆られて震えていた……。



/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp