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The Anjel ー殺人鬼と悪魔に魅入られた人ー

第17章 Confirmation ー確認ー





「おや。

 お嬢様と知り合って、
 まだ間もない貴方に言われてしまうのは……
 かなり、心外ですね……。」

「あぁ……?
 んだと…?やんのか?」


火花がぶつかり合って、
散っているようにも見えるくらい……
2人は睨み合っているように見受けられる。

しばらくの間それが続いて、
しびれを切らせた私が、口を開いた。


『も〜っ‼

 どうだっていいじゃん‼
 そんなこと……っ‼

 それより、レイを早く助けないと……っ‼』


声を荒らげた私に、
2人分の視線が突き刺さった……。


「「良くねぇよ。
  良くありません。

  悠は口を出すんじゃねぇっ‼
  お嬢様は、口をお出しにならないでください。」」


……き、
綺麗にハモった……。

なんだか、
気持ちがいいくらいに、ぴったり……。


あ、あれかな?
"喧嘩するほど仲がいい"ってやつかな……?


……きっと…………。



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