第6章 これは恋のゲームだよな?
教会に着いて席に座ると沢山の人が集まっていた。そして暫くして式が行われた。
それでは新郎の入場ですというアナウンスと共に西田が入ってきた。
「くくくっ、歩き方ロボットみたいwww。」
僕は西田の歩き方が面白くつい笑いそうになり懸命に手で口を押さえて堪えた。
そして新婦とお父さんの入場で驚かされたのだ。入ってきたのは明らかい外国人女性とそのお父さんだったからだ。
「ねぇ、西田さんの奥さんってアフリカの方かしら?」
「いや、アフリカ系のアメリカ人かもよ。」
僕は莉子とひそひそと言い合った。
別に西田が誰と結婚しようがいいんだけど、驚いてしまった。
まぁ、近年は国際結婚も普通だよな。
それから指輪の交換や誓いのキスやら進んでいきフラワーシャワーになり、僕は莉子と他のお客さんと席を離れて教会の出口に向かって花びらを投げた。西田と奥さんが腕を組んで退場していき厳格な式を終えて披露宴に移動となった。
僕は披露宴に行く前にトイレを済ませてから行った。指定の席に莉子と座ると新郎・新婦の入場を待った。
暫くして西田と奥さんが入場してきて音楽がかけられた。拍手で迎えて行く。その後、司会者のスタッフより新郎と新婦について説明がなされた。
西田の奥さんは南アフリカ出身の女性でマッチングアプリで出会ったらしい。確かによく見ると遠くの方で奥さんの家族らしき人達が大勢、披露宴に参加していた。
確かアフリカって大家族じゃなかったっけ?とこの時思った。
とりあえず、西田!結婚おめでとうな。