第6章 これは恋のゲームだよな?
・・・・・・・。
「えっ?おわっ??」
気がついたら僕はベッドで寝ていた。ここはどこなんだ?周りをふとみると僕の隣には見慣れた女性が寝ていた。メガネこそかけてないものの武田部長だった。
いや、さすがに服は着てるだろうと思ったがよくみるとお互い裸だった。
僕の顔の血の気が引くのがわかる。
どうすんだよ?残業で遅くなるって莉子に伝えたのにこれじゃあ、なんて弁解すればいいんだ?てかなんでこんな展開になってるんだ?
「んっ・・・・・。」
僕があたふたしてる横で気持ちよさそうに寝てる部長。やっと目が覚めたのか一言おはようと言われた。
「挨拶してる場合じゃないんですよ?あの、これはその。」
「あーやっぱり忘れちゃった?」
「へ?」
「昨日は楽しかったわね。悠真くん!?」
こんなやり取りが続いても僕の頭の中はちんぷんかんぷんだった。
「もぉー忘れないでよぉ。じゃあ教えてあげるけど、昨日は郵便局に残ったあとタクシーで一緒に居酒屋に行ったでしょう?そしたら悠真君がホテルに行こうって言い出してさ。最初は私だって断ったわよ。居酒屋で飲んでお開きにするつもりだったんだもん。そしたら俺のが元気すぎるから責任取れって言われたから。責任取ってあげたのよ。ふふっ、業務では聞けない声がきけて楽しかったけどね?」
部長の笑みにゾッとする僕。まさか、武田部長と・・・・?
なるちゃんやサラちゃんにやって来たことは何だか自信が持ててやれたけどこれは罪悪感だけが残ってしまった。
「最悪だー。」
「でも安心して。コンドームつけてたから。ほら!」
部長が使用済みのコンドームを手にしてヒラヒラさせて言った。
「よかった・・・ゴム使ってたのか・・・ってどうすんだよ?職場のみんなに知られたらおしまいだー。ましてや莉子なんかに。」
僕はことの重大さに気づき頭を抱えてベッドから出た。
「ええー?もう行っちゃうの?今度は私の責任取ってよ。実はやってみたいことがあってね。」
部長の言葉に唾をごくりと飲んだ僕は振り返った。
「やってみたいことって?」
「寝起きの朝SEXよ。知らないの?日本の医学でも認められてる行為なんだから。それに朝にSEXした方が必要な活力を与えてくれて目覚めにすごくいいのよ。あら?まだお話ししただけなのに悠真君のチ○ポったら随分と物欲しそうね?」