第6章 これは恋のゲームだよな?
いつもの居間に通されて座って待っていると彼女がケーキとお茶を運んできてくれた。
「いやいや、お茶する時間なんてー。」
僕が丁寧に断ろうとすると彼女がため息をついた。
「だと思ったのよ。じゃあ、制服を脱いでもらいましょうか?」
「はい?・・・・。」
制服を脱ぐってどうしてこんな展開になっているのか僕の頭の中は追いついていなくぽかんとしていた。
「急いでるなら早く脱いでよ。」
彼女に諭されて制服を脱いだ。といっても上半身だけ脱ぐことにした。流石に仕事中に全裸になるわけにはいかないと思ったからだ。いや、仕事中に上半身裸もおかしい気がするが?
すると彼女はショートケーキのスポンジの上に乗ったクリームを僕の乳首につけてきた。
「いいわね。芸術的センスを感じるわ。」
そう言って僕を押し倒してクリームの乗った乳首に苺を乗せてきた。
え?どういう状況?僕はこの状況を理解するのに時間を要した。
そして彼女は大きな口を開けて乗った苺とクリームにかぶりついた。
その瞬間、僕の体に衝撃が走った。何なんだこれは?
「・・・・・・・っつつ!!!」
漏れそうな声を必死に抑えて僕は悶えた。
「あらあら、大きな声を出してもいいのよ。だってこの家の窓は全部閉まってるし、ドアもちゃんと閉めたから聞こえないはずよ。それとも男だから今更恥ずかしいとでも思ってるのかしら?くくくっ。」
やばい!このままだと彼女の策に飲まれそうだ。僕は彼女の隙をついて彼女の腕を掴むとひっくり返るようにして彼女を床に追いやった。今度は僕が上になったので立場が逆転した、