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僕は昨日、不倫しました

第5章 まさかの三股に突入⁉︎


「別の方法?」
僕がキョトンとしていると葵ちゃんが自分の服のボタンを外し始めた。
えっ?

「ほら、悠真君も脱ぎなさいよ!」
「でも、僕は仕事中だからそれはちょっと。」
「償うって言ったくせに。嘘つき!」
葵ちゃんが僕の頬を叩こうとしたので渋々仕事着を脱いだ。

女性の胸って久々に見たな。そう言えば最近、莉子ともやっていない。なるちゃんやサラちゃんともやってなかったので僕にとっては新鮮に見えた。

ごくりと唾を飲み込んで覚悟を決めると彼女と唇を重ねた。
ちゅぅっ、ちゅっ、と重ねた音だけが部屋中に響く。

直ぐに僕は彼女の下着を脱がして抱きしめた。

なんて温かいんだろう。人肌に久々に触れた喜びが走った。が、しかし。

「あのさ、葵ちゃんが言う償いって体の関係のことでしょう?僕は仕事で来てるからコンドーム持って来てないや。だから、ごめん!これ以上のことはしてあげられないんだ。」
僕は必死に謝った。
「仕方ないわね。帰っていいわよ。でも、続きはまた今度ね。」
葵ちゃんはクスリッと笑ってその場は許してくれた。
僕は申し訳なさそうに服を着てヘルメットを被ると外に出た。葵ちゃんが玄関まで送ってくれた。
「職場の人に何か言われたら道に迷ったって言えばいいわ。それじゃあ。」
「葵ちゃんありがとう。」
僕は葵ちゃんと別れて駐車場でバイクに跨ると郵便局まで走らせた。

★★★
案の定、武田部長からこんなに長い時間だと怪しまれたけど、道に迷ったと言ったらため息をつきながら許してもらった。
「はぁー、もう今日は遅いから帰っていいわよ。次からは道に迷わないように地図書いときなさいよね。」
「ありがとうございました。」
ほっと胸を撫で下ろして帰宅した。
「ただいま。」
ここは笑顔で!
「おかえりなさい。今日は夏にぴったりの冷やし中華よ。」
莉子が笑顔で迎えてくれたのがなんだか申し訳なかった。

「そう言えばどうして冷やし中華って中華って言う名前がついてるのかしらね?」
テーブルに着き食べながら2人で話した。
「なんでだろうなぁ?っていうか中華背負いすぎじゃない?」
「私もそれ思ったわ。そんなら餃子だってシュウマイだって中華なのにね。」
確かにごもっともだと思いながら麺を啜った。

それから僕は不倫が重なり、なるちゃん、サラちゃんと葵ちゃんそして僕の奥さんの莉子と三股になってしまった。
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