• テキストサイズ

僕は昨日、不倫しました

第4章 謎の微笑みを向ける美女は!?


翌日は仕事へ向かった。
「行ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
いつもの朝を過ぎて郵便局に入る。朝の掃除と朝の会を済ませて午前中はお客様の対応に追われていた。
「いらっしゃいませ。」
「ありがとうございます。」
午前中はお客様窓口の業務に追われていた。
「ふぅー。午前中は終わった。」
僕がデスクに戻りお弁当を広げていると西田がやってきて隣に座った。
「よう!お疲れさん。」
「お疲れ様!午前中忙しかったよな。」
隣の西田を見るとコンビニ弁当だった。
「また、コンビニ弁当かよ。そろそろ彼女できたか?」
「いやー。それが、この間さぁ。合コンに行ってきたんだけど惨敗で。あっ、彼女で思い出したけどよ。昨日、家帰ってパソコン開いたらネット番組やっててさ。なんか清水に似た奴が出てたんだけど、清水じゃないよな?」
僕は西田の言葉にドキッとした。
そうか、莉子にはバレてなくても職場でバレることもあるのか。うっかりしてたな。
「まさかー!だって全世界にはどれだけの人がいると思ってるんだよ?きっとそいつはそっくりなやつだって。西田の見間違えじゃねーの?」
あああ!西田、すまん!嘘ついてしまったー。まぁ、バレなければ問題ないか。
「なーんだ。人違いか。だったらいいけどよ。でもあの女の子デニーズにいた店員さんじゃね?」
西田は呆れた顔で言った。
「似てる人もいるんだなぁ。ははっ。」
この時の僕は苦笑いしかできなかった。
バレなくて良かったけど今後は周りをよく見て考えないといけないなあと思った。嘘をついてしまった以上後には引けない思いがあった。

/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp