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僕は昨日、不倫しました

第3章 2人目の死角


夕食が終わりお風呂が沸くのを待っている間僕は寝室に戻り、iPhoneを開いた。
「あっ、七瀬さんから返事が来てる。」
『わかったわ!じゃあ、時間を遅らせてあげる。10時半よ!でないとお昼になっちゃうの嫌だもんね。』
ええ?ってことはサラちゃんと9時に待ち合わせて10時30分までに七瀬さんの所へ行かなきゃだから、サラちゃんには理由を作って待ってもらわないといけないなあ。どうしよう・・・。

腹痛を訴えてトイレに駆け込めばいいか。僕は自分にそう言い聞かせた。でもサラちゃんと七瀬さんとで待ち合わせ場所が違うってこともあるからなあ。聞いておかないとなあ。僕は七瀬さんにデートの場所を聞いた。
『あの、デートの場所はどこがいいですかね?』
するとすぐに七瀬さんから返事が返って来た。
『ららぽーと横浜行きませんか?悠真君の車で行こうよ!』
僕の車でってことはサラちゃんは?僕は頭が混乱してきてしまった。
『別の所にしません?できれば東京都内とか・・・いや、まだ行ったことのない所もあるかと思うので♪』
僕は別の場所がいいと訴えた。
『えー何で?』
と七瀬さん。するとサラちゃんからも返事が来ていた。
『ららぽーと横浜に行こうと思うんだけどどうかな?』
同じ場所!?2人が鉢合わせたらまずいけどこれは絶好のチャンスかもしれない。僕はつばを飲み込んで2人にそこでいいよと返事を返した。
ああっ決戦の土曜日が来る~。


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