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僕は昨日、不倫しました

第1章 日常生活に魔が差して!?


「いらっしゃいませ。」
僕は西田と隣になって席に着いた。郵便局が開店となった。それと同時にお客様が入って来た。
「済みません。この手紙を海外へ届けて欲しいんですけど。」
僕の所に最初に来たお客様は髪はショートヘアーのきれいなお姉さんだった。
「わかりました。」
僕は受け取った封筒の重さを測りパソコンに入力した。そして計算機で値段を打った。
「フランスですとこちらのお値段ですね。」
お客様に計算機を見せた。
「わかりましたわ。ありがとう。」
お姉さんはにこやかにお会計を済ませて去って行った。
「あの、お金の引き出しの仕方はどうしたらいいかね?」
次はおじいさんがやって来た。僕らの郵便局では自動ドアを入ってすぐの横にATMがある。
「武田部長お願いします。」
僕は武田部長を呼んだ。
「わかりました。清水君は次のお客様の対応をお願いね。」
武田部長がデスクから立ち上がりおじいさんとATMの方へと向かった。
「ありがとうございます。お次のお客様どうぞ。」
こうして午前中の仕事をきびきびとこなしていった。
お昼の後は配達があった。
「西田君は35件お願いね。水島君は20件ね。清水君は18件お願いします。」
「了解です。」
武田部長の指示のもとそれぞれがヘルメットをかぶりバイクに跨ると手紙を届けに行った。
「今日は一昨日より少なくて助かったな。」
ブオーン!
そして午後はお客様の家のポストへ手紙を入れていった。
午後の仕事を済ませ郵便局に戻ると5時30分になっていたので局長や部長、局員さんに挨拶を済ませ郵便局を出た。
「さて、帰ろうっと。あっ・・・。」

そうか七瀬さんとの約束があったから行かなくっちゃな。
僕はようやくここで七瀬さんとの約束を思い出し車で亀山書店まで行き、近くの駐車場に停めた。
バタン!ガチャリ
「路地裏って言ったっけなあ。ここで合ってるのか?」
僕は恐る恐る路地裏に足を踏み入れた。すると聞きなれた様な女性の声がした。
「清水君、こっちこっち。」
七瀬さんは小声で僕を呼んで手招きした。
「あっ、はい。」
僕はこの時かなり緊張していた。
「何でここなんですか?」
僕は聞いた。
「お店じゃ言いにくい事なのよ。」
七瀬さんはなんだか恥ずかしそうに頬に手を当てていた。
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