第9章 計画1:ラブホテルであなたと❤︎
もうすぐ最高のフィナーレを迎えようとしていて、あたしは悶絶する。
「やべっ!もう出るぞぉー!イキソウっっっ!!!」
「あたしもぉーイクぅーーーー!あっん❤︎あん❤︎あん❤︎あんああぁああぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!」
あたしが思いっきり果てたと同時に悠真君の熱い液体が降りかかる。それを舌で軽く味わいながらあたしは果てた。
それから意識が朦朧とするなか、気がついたら朝になっていた。
昨日のことを想像するとまだ下半身が熱くなってきゅんとする。
隣で寝ていた悠真君が起きてきてキスをしてからシャワーを浴びに行った。
あたしは我に返って昨日、設置しておいた隠しカメラをチェックする。まさか自分の顔まで見ることになるとは思わなかったけれど、仕方ないと思いつつ、悠真君の顔が動きが声が、全部ばっちり撮れているのか確認できた。
「これでこいつも抹殺できるわ。あはははっ!おっと声を大きくするとバレるわね」
あたしは隠しカメラを回収してあの女に連絡を入れた。
【悠真君を抹殺する準備はできましたよ】
【ご苦労様です。次は愛美さんの番ですわ。連絡しておきますので悠真とホテルから出てください。お疲れ様でした。それとサラさん。慰謝料があることを忘れないでくださいね。】
そうだ!慰謝料があるんだった。そう思うと身体中がゾクゾクする。冷や汗をかきながら慰謝料をどうやって悠真君に払わせるか考えていた。
一体いくらになるんだろう?200万とか?
あっそうだ!借金があることにして店長に肩代わりしてもらうのもありだわね。あたしは頭を働かせながら身支度して帰る準備をした。その時ちょうど、悠真君がシャワーから出てきてチェックアウトすることを伝えた。