第9章 計画1:ラブホテルであなたと❤︎
それから他のスタッフやウェイトレスはぶつぶつ文句を言いながら仕事をしていたけれど、あたしは表情がバレないように普通に接客をした。
この日の休憩時間にラブホテルを悠真君に取ってもらえるように頼み、着々と準備が進んであたしは有頂天だった。
この日は店長とは仕事だけをこなして1人で帰宅。頻繁に会ってると怪しまれるかるね。
「ふぅーただいまー」
誰もいない部屋の明かりをつける。手洗いうがいを済ませて暑いので速攻でクーラーをつける。
もうすっかり真夏だ。本当は今頃、悠真君とバカンスに行って弾けたかったなぁと。まぁ、今は怒りしか湧いてこないけど。
テレビをつけるも楽な番組がやってなくて録画しておいたドラマを見ながらご飯を食べる。
不倫ものって最高!人のもの(旦那)を取るなんてゾクゾクするわとドラマで言っていたけれど、今のあたしにはそれよりも、この不倫劇をなんとか収めないとという気持ちの方が勝つ。
今日は指定した夜に宅配便が届いて頼んでいたランジェリーとコスプレ衣装が入っていたのを確認して歯を磨く。
今日はお風呂は面倒くさくてシャワーだけサッと浴びて髪の毛を乾かした。
いよいよ明後日は決戦の時だ。少しでも揺るがずに持っていきたい。でもラブホテルついてすぐにやるわけではない。まずはカラオケで活を入れないとね。
こうして日々は過ぎていき、いよいよラブホテルに行く当日となった。