第8章 加害者たちと立ち向かえ!
さぁて、加害者達が私の手の中で踊らされるなんてね。笑う以外ないでしょ!?ふははははは!!!
そういえば、弁護士と話していたときに結婚してから今までのことを何か記録してるものはありますかと?
Instagramはやっていたけど、料理やお菓子を使ったものを載せてるだけだし・・・。
DVやモラハラでもあれば何か記録していたのかもしれないけれど、そういうものは記録していない。記録しているのは悠真君の不倫が発覚してドライブレコーダーを調べたり、急に防犯カメラを取り付けたりしただけだ。
そんな私が悩んでいるときに弁護士がアドバイスをくれた。
「ドライブレコーダーに記録が残っていたら大したもんですよ。ドライブレコーダーをもっとよく見てください。何かわかりましたら、また連絡くださいと」
ドライブレコーダーにはしっかりと旦那と女達の会話が取れていた。情事をしているのはわからなかったけれど。
「これだけ取れれば大丈夫でしょう・・・」
私はドライブレコーダーを持って弁護士の元を訪れた。
「これだけ取れていれば上出来です。こちらも探偵に依頼した写真も揃ってますし」
弁護士はほくそ笑いでそう言った。
弁護士のお墨付きもあるから怖いものはもうない。
いつまでも怖気付いてのほほんとしている鈍感な妻とは大間違いよ!
今は歯を食いしばっているしかないかもしれないけれど、平然を装っている間に準備を進めておかないと、私はそう思いながら日々を過ごしていた。