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僕は昨日、不倫しました

第1章 日常生活に魔が差して!?


「う~ん。あれ?」
僕が目が覚めた時には翌日になっていた。僕は重たい体をゆっくり起こしてあくびをする。
「今日は休みかあ。何しよう。」
なんだか体がだるい。昨日どこで何をしていたのかもはっきり覚えていない。僕は何をしていたんだろうか?
すると枕もとのiPhoneが鳴った。

プルプル~
「朝っぱらから誰だよー。勘弁してくれよ。」
僕はため息をついてiPhoneを開くとパスワードを入力して画面を見た。
「あれ?誰かからLINEが届いてる。誰だろう?」
LINEのアプリを指でタッチすると見覚えのない人からトークが来ていた。

『昨日はご来店ありがとうございました。またのご来店をお待ちしておりますね♪』

七瀬愛美・・・?誰だそりゃ?
僕はLINEトークを見て不審がった。一体誰なんだろう?そう思った時に部屋のドアのノックの音が聞こえた。
コンコン
「悠真、入るわよ。」
「やばい!莉子だ。」
何故か訳がわからないが僕はとっさにiPhoneを閉じて元の場所に戻した。
「いいよ。」
ガチャッ
「昨日は大変だったわね。」
昨日って何だ?何も覚えてないな。どうしよう?
「後輩の子の新人歓迎会だったんでしょう?結構酔っていたわね。はい、これ。」
莉子はコップ1杯の水を差し出した。
「本当は昨日飲ませたかったんだけどあなたすぐに寝ちゃったじゃない。ベッドまで運ぶの大変だったのよ。仕事で飲むのはいいけどこれからは程々にしてね。」
莉子は怒っていなかった。むしろ笑顔だった。
「ああ、昨日は迷惑かけてごめん。」
僕は軽く謝った。
「気にすることないわ。だって仕事のお付き合いだったんでしょう?あと車は今日取りに行くのよね。」
「あっ、うん。着替えたらこの後取りに行くよ。」
車を取りに行くのをすっかり忘れてたな。
「それじゃあ、私は下でベランダのハーブのお手入れがあるから失礼するわね。」
「ありがとう。」
バタン!
僕は何か忘れている気がするなあ。何だっけ?そう思いながらコップの水を飲んだ。そして着替えて顔を洗って髪をとかすと車を取りに郵便局へ出かけた。
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