第8章 初参戦
クッキー部屋に到着♪いつもはストレスを感じる部屋もなんだか今日は別の部屋みたい♪
『お邪魔しまーす♪』
「タキちゃんの好きなように寛いでいいからね?うるさい事は言わないから安心して」
おおっ!どういう心境の変化なの?まぁ、基本いい人なんだからいつもそうしてればいいのに…きっと言わずにいられないのは性格なんだろうなぁ…。
『じゃあ遠慮なくいきまーす♪』
見える所に雷切を置いてローファーを脱いでベッドへダイブした、フカフカを堪能してゴロゴロする。
チョロがテーブルの上にワンハンドルの可愛い篭を置く、中にはこれまた可愛く箇別包装された美味しそうなクッキーが並んで入ってる。
『うわぁ♪可愛いし美味しそう…』
「フフッ♪ちょっと待ってて、今紅茶をいれるから」
私はベッドから降りるとローファーを履いてソファに座る。
「はいどうぞ、好きなように食べていいよ」
チョロはカチャリと目の前に紅茶を置くと私の隣に同じように紅茶を置いて座る。
『いただきまーす♪』
包装をといてクッキーを取り出すと一口かじる…。
『あぁ~♪美味しいーっ!!幸せーっ!!』
「喜んでもらえて良かった♪」
『でもチョロにしては珍しいね?』
「そうかな?君はいつも一生懸命僕達の為に頑張ってるからね、ご褒美だと思ったらいいよ」
私はカラにした質問をチョロにも聞いてみる事にした、どんな答えが返ってくるか興味あるから。
『ねぇ?チョロ聞いてもいい?』
「んっ?何?」
『んー…もしもの話ね、もしも私がこのファミリーから離れるって言い出したりしようとしたらチョロは私をどうする?』
「はっ?何その質問…う~ん…たぶん殺すね、僕達の前からいなくなるぐらいなら殺すしかないね」
『ウフフ♪やっぱりチョロもボスやカラと同じ事言うんだね』
「兄さん達にも聞いたの?」
『ボスには話の流れからそう言われたの、たぶんカラもそうするって言ったから聞いてみたらやっぱり殺すって答えだった、他の皆はどうなのかなって興味があったから聞いてみただけ♪あぁ安心して、私はこのファミリーから離れる気は更々ないからね?とことんついていくから覚悟してねって言ったらね、ボスに覚悟するのはお前だよって返された♪』
「ねぇ?タキちゃんは親しい人達に離れるだけで殺すなんて言われて怖くないの?」