第8章 初参戦
ボスはざっと目を通す。
「あーらら♪あからさまだねぇ」
「それから今回の交渉にはタキちゃんを連れていくよ、ビジュアル的に相手の油断も誘えるしね、あくまでも和解交渉だからこっちは丸腰でいた方があっさり本性現すだろうし」
「丸腰っ!?何があるかわからないのにタキを連れて行くのかっ!?」
「カラ松お前ねぇ、そうゆう時のタキの力だろうが」
「交渉の場にはおそ松兄さん、僕、トド松、タキちゃんの四人、一松は狙撃で援護、カラ松と十四松は外で待機兼相手側も用意してあるだろう外で待機してる戦闘員、狙撃者の鎮圧。ちなみに交渉決裂した場合は…一人も生きて帰さない、って作戦で行こうと思うんだけどどうかな?」
「今回ボクが交渉組?なんで?」
「今回はお前の機関銃で中の奴等は一人も逃がさず一掃したいからだね、いわば保険だよ。タキちゃんが武器を出現させるのを見た目撃者は必ず消さないとね、僕と兄さんの銃だと威力はあるけど数でこられたらって不安もあるからねその点お前のSIG MPX なら威力もあるし連射も出来るからね」
「ナビゲーターは?交渉場にいるならボク出来ないよ?」
「だから今回は全員にこの小型のインカムをつけて貰う、インカムはイヤーカフタイプで自動でマイクが音を拾うし相手にもわからないよ、これなら其々の情況把握できるでしょ?」
「はっ!?そんなのいつのまに作ったのっ!!」
「デカパン博士に頼んだらすぐ作ってくれた」
「あー…そう」
「おれは?狙撃って何狙うの?」
「一松は先に武器を出してもらっておいて待機、車で逃げようとする奴や、車でもヘリでも増援が来た時に乗り物ごと木っ端微塵にしてくれる?お前のライフルなら可能だろ?」
「ヒヒ…まぁね」
「カラ松と十四松は武器を出してもらっておいて、まず先に狙撃者を狙う、相手側が本性現すか交渉決裂した場合速やかに外の奴等を一掃、片付いたら合流、時間差が出来るからもし武器が消えた時は報告して貰う、できるだろ?」
「no problem!」
「出来るよ!大丈夫っす!!」
「あぁ~そっか、だからタキちゃんが交渉の場なんだね、たった武装トラック一台で襲撃してくるような奴等だもん、はなっからこっちを馬鹿にしてるもんね~。彼女がいる事で早めに本性さらけ出させる魂胆だね」