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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第7章 ストレスと攻防戦と新武器完成!


『えっ?わぁっ!』

おその上に腹這いになる。

「よいしょっと…いい子だから俺と一緒にお昼寝だ♪」

おそは自分の胸の位置に私の頭がくるように移動させると背中をあやすようにポンポン叩く…、おその落ち着いた鼓動の音が聞こえると不思議と眠くなる…………。

「……きろ…二人とも起きろって!何寝てるの!?」

「うるせぇよ…チョロちゃん…あ~…よく寝た…」

「おーい、タキ起きろ~、うるさいのが帰ってきたぞ~」

『う…ん…聞こえてるよ…ボス…ふぁ~ぁ、よく寝た…』

腰に手をあてて仁王立ちのチョロがぶつぶつ言ってる…。

「まったく、目を離すとこれなんだから!!兄さんも一緒になって何やってんの!仕事は終わったの?」

「あー?終わらせたよ、タキは頑張って勉強してたのを根詰めさせてもよくねぇから、俺が昼寝にさそったんだよ」

『ボス…ありがとうね…頭がスッキリした』

「はぁ…やっぱり僕が見てないとダメだね!!僕がいる時は付きっきりで見てるから!ってか…いつまで引っ付いてんの!?」

『やーよ、断る!…それにボスの上は居心地いい…』

うるさいチョロがいるのに上にのってるだけでこの癒され感……今この状況で誰が離れるかっ!

「ほら!離れてちゃんとソファに座るっ!!」

私を抱えて引き剥がそうとするチョロ、かたや抵抗してボスにしがみつく私…攻防戦が続く…。

『ハァハァ…大概しつこいわね…チョロ…』

「しつこいって何っ!きちんと座って勉強すれば問題ないんだよ!兄さんも笑って傍観してないでなんとかしてくれよっ!」

「ハハハ、まぁまぁ…チョロちゃん落ち着けって、無理やりだとダメだって♪さぁてとタキ、俺ももう起きるから勉強再開しよっか?頭スッキリした今なら覚えやすいぞ?」

『起きるの?そっか…うん、今ならさっくり勉強出来る、ボス…ありがと♪』

潔くボスの上から降りて元から座ってたソファに座ると勉強の続きをする、横にチョロが腕を組んで座る、気持ち私の方を向いているのは気のせいじゃない…なんでそこに座るの?口出す気満々じゃん…。

『…………』

ボスはパラパラとカタログを見てる。
チラリとチョロを見る…目が合った。

「何?わからない事でもあるの?何でも聞いてよ」

『チョロ…ずっと見られてると気が散る…何か他の事でもやったら?』
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