第7章 ストレスと攻防戦と新武器完成!
庭の景色を堪能しながらカラの美味しいサンドイッチを食べる…幸せ~♪頬ずえをつきながら私を見てるボスと目が合う。
『美味しいね♪ボス!」
「本当、うまそうに食うよなぁ、なぁ?俺と二人の時は名前で呼んでくれね?それかお兄ちゃんでもいいけど♪」
『どうしたの?ボスと二人の時は名前…?いいの?』
「堅っ苦しくてしょうがねえんだよなぁ…弟達の前ではボスでかまわねぇけどさ」
『わかった…ん~…じゃあ……おそ…おそがいい、ダメ?』
「ハハッ、それでいいよ♪」
『ねえ?おそ、ここの庭には何が植えてあるの?食べられる物植えてあるの?それともただの花?』
「残念♪ここに植えてあるのはカラ松の好きな薔薇だよ、何?タキは食べられる植物だったら、それ食うつもりだったの?」
『うっ……カラやチョロに叱られそうだし…さすがに食べないよ…それに山の物とは違うし…』
「ハハハッ!そんな事したらチョロ松なんかはうるさそうだよな~」
『でもここは緑が多くて落ち着く…向こうに見える森も気になる…』
「おっ、野性の血が騒ぐってやつ?残念だけど何にもねぇよ…」
『そうなんだ…きのこくらいあるかと思ったのにな』
「隠れてこっそり変な物食うなよ?」
『サバイバルするならまだしも、ここにいるんだから出された物しか食べないよ…あっ、でも大好きなクッキー落ちてたら拾い食いはするかもしれない…』
「おいおい…頼むからマジでそれはやめてくれ…下に落ちてる物も食うなよ!」
『わかった…』
それなりに楽しい昼食が終るとまた執務室に戻って勉強再開。
おそは仕事が終わってるからソファでお昼寝だって寝ちゃった…。
見てたら私も眠くなる…でもまだカタログや参考書なんかは半分もいってない、何が何でも覚えなきゃ…。
伝説とか名刀ならいくつか気になる物はあった…けど名前がねぇ…例えば鬼切とか…おにぎりみたいな美味しそうな名前…ダメだ、名前で却下。
あれもダメこれもダメ…うんうん唸ってるとおそが起きた。
『あっ、ごめんね…おそ、うるさかった?』
「タキ、お前も昼寝したらいい…根を詰め過ぎてもよくないぞ」
『う~ん…でも…』
「タキ、ちょっとこっちおいで 」
ちょいちょいと手招きされた、言われたとおりソファに仰向けに寝そべるおその側にいくと手を引かれた。