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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第7章 ストレスと攻防戦と新武器完成!


「な、何でもないぞ!タキ」

『ねぇ?カラ達って格闘技とか強い?』

「ん?まぁ、それなりに…格闘技というより自己流だな」

『んじゃあ…いきなりこうきたら?』

カラに回し蹴り、勿論腕で受け止められた。

「危ないじゃないか!タキ、反撃するところだったぞ」

『突然ごめんねカラ、私身軽だし逃げるのは得意だけど、見てのとおり近接戦とかまったくダメなんだよね…だから時間がある時でいいから少しずつ教えてほしい、ダメかなぁ…?』

「んー…まぁ、覚えていた方がいざというとき身を守れるか、なぁ兄さん!そういう事だから教えていいか?」

「ん?ああそうだな~…向上心があるのは良いことだ、かまわねぇよ、ただし、やる事やってからな♪」

『ありがとう、ボス♪』

「タキちゃん、カタログだけど一通り届いてるから、先ずは勉強だね、覚える事はまだまだあるよ」

『今のとこそっちが最優先だね、身体動かしたし勉強する、でも拷問部屋はやだからね』

「僕を見ながら拷問部屋とか言わないでくれる?僕は別件で出掛けるからいないよ、おそ松兄さん以外は出掛けるから、兄さんはまだ仕事やり残してるからね、執務室にいてもらうよ、ついでに子守りもしてもらう、タキちゃんは一緒に籠って勉強したらいいよ、そういう事だからわかった?兄さん?」

「あー…うるせ、わかったよ」

『今日はボスと一緒?よろしくねボス!ジュウシー楽しかったよ!付き合ってくれてありがとう』

「アハハー!ここ、いつでも使ってくれていいよ!一応ぼくの管轄だから!」

『うん♪』

「兄さん、お昼は戻ってこれない、昼食はサンドイッチを作ってあるからタキに食べさせてくれ、後何かあればすぐに連絡してくれ」

「わかったよ、俺に任せとけって♪」

ボスだけ残して皆出掛けちゃった…忙しいのね…私も頑張って勉強しよ。
執務室ではボスはデスクに座って書類に目を通してる、私はソファに座って刀剣のカタログを暗記、けっこう多いな…。

『妖刀…色々な逸話がある…う~ん…』

村正?ポピュラーなのね…ん?これは…雷切?写真が載ってる…逸話が凄い、雷の中の雷神を斬ったとか凄い、でも写真では鞘も柄も鐔もない、そこはカラのイメージカラーで統一したら綺麗な刀が出来そう。
まだ他にもあるかもしれないから一通り目を通そう 。
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