第7章 ストレスと攻防戦と新武器完成!
「――――アハハハハ…ハァ…ハァ…ハァ~…やられっぱなしは悔しい~っ!十四松兄さん…今度はタキちゃんにターゲット!いくよ♪」
今度は私が標的…ダメェ…くすぐったいっ!
『キャハハハハハッ!ダメェッ!アハハハハ――――――』
ひとしきりくすぐられた…息も絶え絶えってこうゆう事かしら…。
『ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ~…死んじゃう…ハァ…』
「以外と運動になるね、これ…ボクもしんどい~」
「アハハ~♪ぼくは楽しいよっ!!」
私を挟んで三人で寝転んだまま談笑してたら、いつしかそのまま三人共寝てたみたい。
誰かが起こしてる…ん…カラ?
「おーい…お前達起きてくれ…クッ…三人で川の字とか可愛い過ぎだろ」
『んう……カラ…待ってた~…』
「ん…あれ…カラ松兄さん…?ボク達寝ちゃってた…?」
「ふわぁ~…眠いッス~…」
「このまま寝かせておいてやりたいのはやまやまだが…すまんな、タキを風呂に入れるから連れていくぞ」
私はカラに抱き抱えられた…めちゃくちゃ眠い…。
「トド松、十四松、タキの子守りThank Youだぜ!じゃあまた明日、good night!」
カラに抱えられて部屋に戻ると、半分寝惚けてる私をお風呂に入れる…。
『ん~…カラァ…任せっきりでごめんね…明日からは…ちゃんと自分で入るから…』
「フッ…好きでやってるんだから気にするな、タキはオレに身を委ねていたらいい」
『うん…ありがとう…カラ…』
私が眠たがっているからか、カラは手早くお風呂を済ませる。
「タキ、眠いだろうが髪と尻尾を乾かさないと風邪をひくからな」
あぁ…そういえば今日お風呂に入るの二回目だぁ…でも…清潔にするのは悪いことじゃあないよね…。
そんな事をぼんやり思っているうちにカラにベッドへ運ばれた…。
『もうダメ…眠い…おやすみなさ…い………』
「おやすみ、タキ…」
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ん…ん~…んう?朝…?目を開けるとカラの顔……寝てても眉毛凛々しいし睫毛も長い……腕枕されて寝てたからこんなに顔が近いのね…さて、起きるかな…。
あぁ、よく寝た~、モゾモゾ起き上がる。
カラはまだ寝かせとこう、ベッドから抜け出しバルコニーのカーテンを少し開けて外を見る、まだ太陽が昇る前…以外と早く目が覚めたのね。