第5章 団欒中につき襲撃禁止
トドは残念そうな声をあげた。
「もう、仲直りするの早くない!?もうちょっと独占してたかったのに…あんな武装トラックさえ来なければなぁ…ムカつく~」
「フッ…すまんなトド松♪それがオレとタキのdestinyだから仕方ない」
「はいはい…そうですねー」
『トド…ありがとね、クッキー美味しかった』
「いいんだよ、また皆でお茶会しようね♪」
『うん』
「ぼくもっ!またお茶会したいっ!!」
「ケモ耳と尻尾のついた裸の女の子を野郎三人で囲んでするお茶会ね…楽しかったよ…」
「だからさぁ、一松兄さん!そうゆう言い方やめてくれない!?」
「はぁっ!タキちゃん?また服着てなかったの!?ちゃんと普段から着る癖を付けないと駄目だよ!」
『チョロ…めんどくさい…』
「フッ…タキ、オレと部屋にいる時は始終裸でいいんだぞ、寧ろケモ耳と尻尾な裸でいてくれ」
「何言ってんのお前?変態臭いよな~」
「あのねぇ、そうやって甘やかすから駄目なんだよ!?もう少しレディとしてのたしなみを身に付けさせなきゃいけないよ!カラ松兄さんも世話兼教育係ならちゃんと躾してもらわなきゃ、いつまでたっても野生化したままだよ!?」
うぁ…くどくどチョロが何か言ってる…。
『チョロ…うるさいね…』
「うるさいって何?カラ松兄さんっ!!1週間僕に預けてよ!徹底して躾るからさ!」
絶対嫌…毎日こんなにうるさいなんて…ストレスたまってしょうがないよ。
『いやよっ!!』
「断るっ!!」
「本当…こいつらはぁっ!!!」
「まぁまぁ…チョロ松?落ち着けって~、無理強いはよくないよ~?なぁ、カラ松、タキのスーツっていつ出来るの?」
「オーダーメイドだからな、明日の朝には届くぞ?オレのsenseが生かされたdesignだ♪」
「お前…スーツに手を加えたの!?兄ちゃんすっげぇ心配なんだけど」
「フッ…心配無用だ、安心してくれ兄さん!」
『ねぇカラ?そのスーツって動きやすい?』
「ん?ああ機動性も抜群のdesignだぞ!そういえばタキはかなり身軽だったな」
「だよねー!ぼくの攻撃も避けたし、すばしっこかったよっ!!」
『あの時はいきなり後ろから襲われてビックリしたわ、あの攻撃があたってたらと思ったらゾッとする…』