第12章 休日の過ごし方
一言掛けとかないとなぁ…寝てるカラを起こすのは…ちょっと…寝起きの顔怖いからやだなぁ…。
でも黙って部屋を出るのは憚られる…仕方ないか。
ミルクを飲ませ終わったマメを一度寝床に戻す。
私はベッドに上がり寝てるカラを覗き込む、ホッぺをツンツンしてみるけど起きない…。
『起きないわね、う~ん…』
今度はカラの耳元で囁く。
『カラ~?ほ~ら起きないとタキはマメ連れて勝手に散歩に行っちゃいますよ~…』
起きない、なら次はカラ松さん…同じ事してもやっぱり起きない。
『起きないと順番に目覚めのチューとイタズラするズラ~wなんちゃって♪ンププッwww 』
これは何やっても起きないんじゃねwww?
カラの上に跨がりホッぺにキスしようとした瞬間カラの下になってた。
「good morning ♪タキ」
『た、狸寝入りしてたわね////いつから起きてたの?』
「オレのhoneyが起きた後すぐだな♪」
カ「フッ…オレも起きてたぜ、おはようタキちゃん」
『お、おはよう////』
慌ててカラを押し退けて起き上がる、起きた二人から両面にキスされる…タイミングも一緒って…。
『ねぇ?私はマメ連れて散歩に行ってきても良いかしら?カラ達はせっかくのお休みなんだからまだ寝てていいよ?』
カラはそんな私に不思議そうに聞いてきた。
「タキ…お前なんでそんなに元気なんだ…?」
『カラ達の精力もらったからかも♪メッチャ力が貯まったよ~♪超元気♪見てみて!お肌も毛並みもツヤツヤなんだよっ!♪』
んふ♪そう…足りないのならここにはまだ…カラ達意外に精力溢れてそうな人達が十人もいるもの♪
『ねぇねぇ?散歩行ってきてもいーい?散歩ぐらいならいいよね?絶対遠くには行かないからぁ、だっていつも散歩してるテラスの方は今日業者が入るから無理だろうし…ダメ?』
カラの腕に抱きついてお願いしてみる。
「散歩ならオレも付き合うぞ?ついでだから朝飯食べに街に出てもいいが…昨日の今日だからなぁ…お前を連れて行くのは身辺が心配なんだが…フム、カラ松くんはどうする?」
カラは心配そうに私の頭を撫でるとカラ松さんに聞く。
カ「ん?オレはカラさん達と行動するぜっ!」
『身辺が心配なのはお互い様だしカラ達が守ってくれたらいいでしょ?一緒にいるんだもん♪』