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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第11章 エチケット袋は必須ですから


カ「す、凄いんだな……ウプ…」

十「アハハ~…威力の例えがいちいち気持ち悪いっ!ボゥエッ!!」

『そう?でも対人間相手に使う武器なんだもの、そっちのがわかりやすいでしょ?』

一「ねぇ…タキちゃんのそのガトリングだっけ…?ずっと見てたけど弾っていつ入れてたの?」

『ウフフ♪よく見てるわね、マガジンベルト出てるけど見せ掛けね♪弾薬は入れなくても勝手に装填されちゃう仕様だからね、四人の銃もそうよ、具現化してる間は弾薬は無限って事、私のこのXM 556なんかは従来は小型化と一分間に千発は撃てる用に開発されたガトリングなんだけどね、普通なら弾薬持ち運ぶだけで大変な機関銃だから使い勝手がいいわけじゃない、でも私が具現化した銃ならわざわざ弾薬持ち運ぶ必要ないし、ちっちゃいわりに殺傷力高いし隙のなさで私にとっては使い勝手が良いのよね♪』

チ「何なの…そのチート仕様…」

一「なるほどね…大事にされるわけだ…」

お「へー…なぁおそさん?どうやってこんな凄い子仲間にしたんだよ? 」

「んー…初めにタヌキの姿で怪我してたタキを拾って来たのはカラなんだよなぁ、こいつ敵対マフィアに雇われて俺狙ってたんだぜ?まぁぶっ潰したけどな♪そんで普通の仕事じゃあ素性が知れないと雇ってくれない、雇われの殺し屋でもしてお金貰わなきゃ生活出来ないって言うもんだからさぁ、生活の保証するから仲間になって手伝ってくれって言っただけだよな♪」

『そうそう♪でもあの時のボスの威圧感凄かったわよ?脅されたわけじゃないのに、断ったら殺されるって思ったもの、でも殺し屋やってた時より良い生活させてもらってるから、まぁ結果良ければすべてOKよ♪ってそうだ…忘れるとこだった…ねぇ?ボス?』

「んー?何?」

『今日ボスのところで寝てもいい?ってかお願いっ!!』

「俺はかまわねぇけど、何?どしたの?」

訝しげに首を傾げるボスに懇願する。

『お願いっ!!この後部屋に戻ったらたぶんカラにお尻ペンペンされちゃうもんっ!!』

そんな私を慌てたカラ松さんが止めに入る。

カ「待つんだ、タキちゃん…それはカラさんの神経逆撫でするだけだと思うんだが…」

『ふんだっ!!お尻ペンペンするだけじゃ済まないなんて聞いて誰が素直に部屋に戻るかっ!!今日は顔も見たくないっ!!あのわからず屋っ!!』
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