第10章 ニート六つ子 IN 白塚
『ねぇ?トド、マメとベッドでゴロゴロしてもいい?』
「フフッ♪いいよ~のんびりしてってね♪」
『やったぁ♪よかったね~マメ♪』
ローファーを脱いでベッドでゴロゴロ、フカフカ~♪マメを撫でながらベッドの上で二人を観察♪本当…喋り方も似てるし、似た者同士だから気が合うのかな?談笑を始めたら止まらないみたい、楽しそうね♪ジュウシーはどうなのかな?なんだか好奇心が押さえられない、様子を見に行ってみようかな…キャンディー貰えるかもだしね♪
マメを抱いてベッドから降りてローファーを履くとトド達に挨拶する。
『トド、私気になるから様子見にジュウシーのところに行って来るね』
「えっ?もう行っちゃうの?」
『うん、キャンディーもあるだろうしね♪』
「なるほど、そっちね♪じゃあまた後でね」
『トド、トド松さんお邪魔しました、また後で!』
トド部屋から出たら移動して黄色の扉をノックする。
『ジュウシー?タキだよ、遊びに来たよ~♪』
ガチャリ、扉が開いてジュウシーが顔を出す。
「アハッ!タキちゃんだぁっ!入って入って!!」
『お邪魔しま~す♪』
部屋の中に入るとベッドに十四松さんが座ってる。
『十四松さん、のんびりしてる?マメ連れて遊びに来たよ♪』
十「ワハー!!タキちゃんだぁ!!子タヌキもいるっ!!」
『赤塚に行って以来だもんね、元気になったでしょ?ちなみに名前は豆狸からとってマメ♪』
十「そっかっ!!元気になってよかったし可愛い名前だねっ!!」
『でしょ~♪ねぇ?ジュウシー、ベッドに上がってもいい?』
「うんっ!いいよっ!!」
『ジュウシーもおいでよ♪十四松さんも靴脱いでゴロゴロしょ?』
「ワハハッ!!ダーイブッ!!」
ジュウシーがベッドに飛び込んできた、ベッドのスプリングで体が跳ねる、おぉ~と…あぶない、マメ潰れるっ!!
『ジュウシーは動作が大きくて巻き込まれちゃうからマメはここにいてね♪』
私はマメを大きめのフカフカ枕の上に置いた、ここなら安心。
この二人もやっぱり似た者同士ね…元気いっぱいだねっ!
十四松さんの腕がにょろにょろ動いてる…どうなってんだろう?あの間接…ジュウシーと一緒でこの人も未知数だわ…。
遊んでたらスマホの音が鳴る、ジュウシーのスマホね、電話に出て話してる。