第10章 ニート六つ子 IN 白塚
Nカラ松SIDE
なるほどなぁ…カラさんの言う事は最もだ…ブラザー達の健康面を支える…縁の下の力持ち的な感じか?なんていい響きだろう♪
「さぁカラ松くん、ここがオレとタキの部屋だ、クローゼットはここを使ってくれ、厨房に籠るまで時間はあるからその間は遠慮なく好きに寛いでくれていいぞ♪」
案内されたカラさんの部屋はかなり広くイメージカラーの青と黒で統一されたオシャレな部屋だ、キングサイズのベッドが眩しいぜ、こんな部屋にいつかオレも住みたいな…。
呆けていたオレを呼ぶタキちゃんの声が聞こえた。
『カラ松さん、早く荷物片付けてのんびりしようよ♪』
カ「あ、ああ、すぐに片付けるな♪」
振り返ったオレの目に飛び込んできたのはあられもない姿でベッドに寝そべり尻尾をパタパタしているタキちゃんだった…。
「こらタキ、あんまりカラ松くんを急かすんじゃないぞ?」
『だって今日はマメもいちに預けてるし、私する事なかったんだよ?今はカラとカラ松さんがいるんだから構ってよ~』
カラさん…あんたなんで平気なんだ?あんな真っ裸でゴロゴロされたら通常ならシコ松まっしぐらだろっ!!
出来る男はやはりどこか違うのだろうか?オレも平常心でまず荷物を片付けなくては…。
さてと、片付いたはいいが…どうすればいいのだろう?
『カラ松さん♪片付いたならこっちにおいでよ』
「そうだぞ♪そんなところにいないでこっちにきたらいい、遠慮するな」
なんなんだ?この悪魔の誘惑なのか天使の囁きなのかよくわからないシチュエーションはっ!!あー…もうなるようになれっ!!
オレは意を決してベッドに近付くと端に座る。
タキちゃんが寝そべりながらゴロゴロ転がってオレの腰に抱き付くと下からオレの顔を覗き込む…。
『ねぇねぇ?カラ松さん、何か質問とかある?』
カ「あ、あの…//// い、いつも部屋にいる時は二人とも、今みたいな感じなのか…?」
「ん?そうだぞ、タキがここに来た時からこんな感じだな♪普段チョロがうるさい分せめてオレ達の部屋の中では窮屈な思いさせたくないし、何よりもオレの目が幸せだからな♪」
はっ!?何よりも自分の目が幸せ…?カラさんは悟りでも開いたのか?フム…確実に女性にもてそうだしな、そこら辺は慣れているのかもな。