第10章 ニート六つ子 IN 白塚
赤塚六つ子SIDE
お「な、なぁ?ここだよな…」
カ「あ、ああ…だと思うが…これは…」
チ「地図はここで間違いないよ…」
一「白塚から一本道だったよ…乗ってきたタクシーもすぐわかったみたいだし…」
十「アハハッ!!思いっきり野球出来そうっ!!」
ト「ちょっと…なんていうのかな…想像以上なんだけどっっ!!」
「アハハーッッ!!来た来たっ!!ヤッホーッッ!!ピーノファミリーへようこそっっ!!」
赤塚の六つ子が門から見えるあまりの敷地のでかさに戸惑っていると元気な声が聞こえてきた。
「もう、十四松兄さんっ!!早いってばっ!」
白塚の末松の十四松とトド松だ、どうやら迎えに来てくれたようだ。
「迎えに来るのが遅くなってごめんね~、散歩がてらに歩いて来たんだよね、それじゃあ案内するね♪こっちだよ」
お「へぇ~、俺達来たのよくわかったねぇ?」
「フフッ♪ここに来る時一本道に入ったでしょ?そこから300㍍おきに監視カメラ設置してあるんだよね♪モニター室の管轄はボクだからね、誰が来たのかすぐわかるんだよねぇ♪」
チ「はぁ~…凄いね…てかそんなにカメラいるものなの?」
「たまにいきなり襲撃されちゃう事があるからね、ちなみに屋敷の中には白兵戦に持ち込まれた時用にトラップ仕掛けてあるよ♪」
カ「引っ掛からないように気を付けないとだな…」
「安心して♪ON、OFF出来るようにしてあるし、今はOFFにしてるから、タキちゃんが言ってたでしょ?ボクはトラップ担当だって♪」
白塚は気候がいいせいか赤塚とくらべればそれほど寒くはない、既に汗だくだ。
お「なぁ?まだなの?もう20分は歩いてるよ…」
「アハッ!大丈夫?もうすぐ着くよっ!ほらっ!見えて来たっ!」
一「門から玄関までどんだけ遠いの…ハァ…赤塚の家は玄関まで数歩だよ?」
ト「本当、車ないとこれはしんどいよね~…」
カ「なんだ、だらしないぞ?オレは平気だけどな♪」
十「ぼくもっ!すっごく元気っ!まだまだ歩けるよっ!!」
チ「お前らは二人とも体力バカだからねっ!ハァ…僕達ニートでも結構アクティブに動いてたはずなんだけどね…」
体力のあるカラ松、十四松を除き他四人の息も上がってきた頃やっと屋敷に到着した六人は驚愕していた。
おかチ一十ト「「「「「「でっけーっっっ!!!」」」」」」