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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第9章 初めてのおつかい IN 赤塚


『ありがとう、それは大丈夫…ピーノではいちが医療担当だから帰ったらすぐ診てもらえる』

カ「白塚の六つ子はちゃんと担当みたいなのがあるんだな」

『赤塚の六つ子にはないの?』

私は並んで座ってる五人をチラリと見る。

カ「う~ん…あるようでないな、皆自称だからな」

『何それ…?そうね…たとえばピーノではおそがボスで指令搭兼決定権、カラが特効兼料理担当、チョロが事務兼交渉担当、いちが医療兼暗殺担当、ジュウシーが特効兼鍛練所担当、トドが情報収集兼トラップ担当って感じかしらね♪皆腕は超一流よ』

カ「タキちゃんは何の担当なんだ?」

『私?さぁ…何だろうね…でも皆が私を必要としてくれてるのは確かね♪彼等は私にとってとても大事な人達…ちなみにカラは私の教育兼世話係もやってるわよ』

私の事は濁すしかない、正体がバレたら赤塚の六つ子がどうなるかわからないから…私のせいで消されるのは寝覚めが悪い、なまじ同じ顔してるから余計にだ。

お「なぁ…カラ松?兄ちゃん話がよくわからないんだけど?」

カ「ん~?ああ、すまんおそ松、彼女はタキちゃんだ、公園でカラ松ガール待ちの時にデカパンラボまでの道を聞かれてな、それでデカパンの所にオレが案内したんだ♪」

チ「いやカラ松、それもうこの子から聞いたからね!えっと…タキちゃんだっけ?彼女の話してる内容の事を聞いてんだよっ!」

カ「デカパンが教えてくれたんだが、オレ達以外に六つ子がいるんだって言ってたな、赤塚の六つ子と白塚の六つ子だな♪顔もオレ達と瓜二つらしい」

『たぶんだけど…名前もだと思う。向かって左からおそ松さん、チョロ松さん、一松さん、十四松さん、トド松さん、どう?あたってるでしょ?イメージカラーの色も一緒だもの』

ト「こわっっ!!何!?ボク達と瓜二つってドッペルゲンガーみたいで怖いんだけどっっ!!」

『大丈夫よ、博士も言っていたけど、白塚と赤塚の六つ子は生きてきた環境もまったく違うし、白塚の方は裏社会…所謂マフィアを生業にしてるから』

お「ええと、じゃあタキちゃんもマフィアって事?全然見えね~よっ!?」

驚いてる…まぁそうよね。

『ちなみに白塚の六つ子に拾われる前の私の職業は雇われの殺し屋よ、だからね…あんまり私の事や白塚の六つ子の事は詮索しない方がいいわよ』
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