第2章 ぬくもり
これから、マネージャーの仕事が始まる。
部室に案内されるけど、一番目につくのが。
「部室広すぎでしょ…。無駄じゃない。」
そう。部室の無駄に広いトコ。
どんだけテニス部に期待してるのよ。
まあ、それだけ強いんだろうけどさ…。
鳳「あ!芥川先輩っ。起きてください!」
芥「え~?…おやすみ~。」
金髪の男子がソファーに寝ていた。
この人もテニス部?
必死に、鳳や眼鏡が起こそうとしてる。
跡「ったく、ジロー!新しいマネージャーだ!」
芥「え?!マジで!!」
無邪気だな~、この人は。嫌いじゃないかな。
キラキラした瞳で見つめてくる。
犬か、おまえは……。
「ユーリです。」
忍「いや、もう少し話そうや。」
よろしく!!って手を握ってブンブン振る。
バカで面白いな、芥川さん?だっけ。
向「滝!こいつに仕事教えてやって!」
滝「へぇ。凄く綺麗なマネージャーだね♪」
優しそうなマネージャーだな。
あたし、頑張ってみようかな?
跡「おい!寝るな、ジロー!!!」
穴「しょうがない奴だな、本当に。」
やっぱり、不安だ…。