第4章 都大会!
「・・・どういうことかしら?」
あたしの目にうつるのは、準レギュラーの姿。
気を引き締めろとか言ってたわよね?
なんで全部の試合、準レギュラーしか出てないの?
跡「うちは都大会は全部準レギュラーなんだよ。」
滝「それでも大丈夫ってわけ。」
あら、そんなに自信があるの?
なんか余裕かましちゃってるけど。
穴「勝ってるんだから、いいだろ?」
芥「ん~。ユーリ、膝枕して~。」
「芥川はちゃんと起きなさい。」
抱きついてくる芥川をどかす。
・・・いつか足元すくわれるわよ、ったく。
次の試合は不動峰か。ダークホースらしいわね。
跡「次は穴戸、おまえが入れ。」
穴「おう、まかせな!」
ダークホース相手に、どこまで行けるかしら?
あ、もちろん準レギュラーでってこと。
気分転換にぶらぶらしてこよう。
出来るだけ青学には近づかないように。
「疲れるわね、本当。・・・はぁ。」
千「おぉー!!めちゃくちゃかわいい子発見!」
なんか変な茶髪くんが話しかけてきた!
ユーリはどうする?!
ユーリは無視した!茶髪くんに80のダメージ!
・・・いけない、こんなキャラじゃないわ。
千「ねぇねぇ!君って氷帝の子でしょ?!」
「・・・。」
千「無視しないでよ~!」
うざいな。顔はいいのか分からないけど。
しつこい男は嫌われるわよ?
「あら、ごめんなさい。気づきませんでした。
蚊のように存在感が薄いんですね♪」
千「遠回しにウザイって言ってない?!」
なんだか最近、感情がでやすくなってる。
知らない人には出してはダメなのに。
・・・みんながあたしを変えたんだ。
「そんなことはないです。」
ウザイだなんて、とんでもない。
・・・とは言えないけど。
「もしかして、山吹の人ですか?」
千「そーそー♪ねぇ、これからさ・・・。」
?「俺の姉さんにナンパしないでよ。」