第3章 ショッピング
『もう朝ごはんが出来ていると思うので先に行っていてください』
駆「え、でも…」
『まだ起こしにいく人はいるので時間がかかります。なので』
恋「りょーかーい」
駆「あ、でも始さんと隼さんは…」
恋「…もういない」
駆「早いな…」
恋「…ってあれ?」
駆「ん?」
恋「初めて…名前呼ばれた…」
駆「そういえば…」
2人は嬉しそうにリビングへ向かった
『涙さん、朝です、起きてください』
中から声はせず、は部屋の中へ入った
『涙さん、朝ですよ』
涙「ん………?」
『はい、起こしにきました。今日はお仕事があるとのことなので』
涙「そっか…ありがとう…」
『いえ』
涙「えらいえらい…」
涙はの頭に手を置いた
『ありがとうございます…?』
涙「何で疑問系…?」
『何となく…です…』
涙「変なの…」
は次の部屋へ
『失礼します…。葵さん、起きてください』
葵「ん……ちゃん……?」
『おはようございます。起こしにきました』
葵「ありがとう…わざわざごめんね…」
『いえ、頼まれたので…』
葵「夜に?」
『はい』
葵「そっか、ありがとう」
葵はそう言っての頭を撫でた
『はい。では私は次に行くので…』
葵「うん」
コンコンッ
『失礼します…。新さん、起きてください』
新「ん……」
『おはようございます』
新「………」
『………』
新は起き上がってを見つめた
『…?』
新「…夢か」
『違います』
葵「ほら、せっかくちゃんが起こしにきてくれたんだから…」
『葵さん…』
葵「心配だからついてきちゃった」
新「夢じゃない…」
『そう言っているじゃないですか』
新はゆっくり起き上がり、目をこすった
『(ネコの耳みたいな寝癖…)』
葵「今日もすごい寝癖だね新」
新「あらま」
『では私はこれで…』
葵「うん、ありがとうね」
は新の部屋を出て陽の部屋へ