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ツキウタ。

第3章 ショッピング




コンコンッ


『陽さん、起きてください』

中からは何も聞こえない

『(ここの人たちは朝起きるのが苦手なのかな…)』

は部屋の中へ入った

『陽さん?朝ですよ』

陽「んー…」

『…何で裸なの』

は陽の体を揺すった

『陽さん、朝です』

陽「ん…」


グイッ


『…!』

は腕を引っ張られて陽の腕の中へ

『(うーん…起きる気配がない…)』

は抜け出そうと頑張るが力が強くて抜け出せない

『陽さん…起きてください…』

陽「ん………ん?」

『おはようございます』

陽「…?」

『はい』

陽「何でここに…?」

『起こしにきました。とりあえず苦しいので離してもらっていいですか?』

陽「え…?…あぁ!?悪ぃ!!」

『いえ。ちゃんと起きてくださいね』

陽「おう…」

は陽の部屋を出た

『えっと次は…』


コンコンッ


『春さん、起きてください』


ガチャッ


春「ん…おはよう」

『おはようございます』

春「起こしにきてくれたの?」

『はい』

春「ふふ、ありがとう」

春はの頭を撫でた

『春さんが初めて声掛けだけで起きました…』

春「あはは」

『じゃあ私は、これで』

春「うん」


コンコンッ


『始さん、朝ですよ』

声が聞こえずは部屋の中へ

『始さん…?』

始「………」

『起きてください』

は始の体を揺さぶる

始はゆっくり起き上がり、頭をかかえた

『頭痛いんですか?大丈夫ですか?』

始「あぁ…」

『(いつもより声が低い…何だっけ…てい…血圧?だっけ、それなのかな…)』

は体を起き上がらせた始を見て寝ることはないだろうと思って部屋を出た


コンコンッ


『隼さん。朝です、起きてください』

は部屋の扉を開けた

『………』

『(これは…何)』

扉を開けるとジャングルのように草木が生い茂る場所だった

『隼さん…?』

部屋を進んでいくと光がを照らした

『(眩しい…)』

眩しさに目を瞑った

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