第3章 ショッピング
『あ…あの…』
隼「昨日これを渡そうと思ったんだけど…渡しそびれちゃったからね」
隼は小さい包みをに渡した
『これは…』
隼「お姫様に似合うと思ってね」
は包みを開けた
『…!!…これ…』
駆と恋、隼と出かけた際にが見ていたヘアピンだった
『…見ていたんですか…?』
隼「さぁ…?ただお姫様に似合うと思ってね。それだけだよ」
『あ…ありがとうござます…』
隼「うん」
隼はの頭を優しく撫でてみんなのいるリビングへ
『(胸の奥が…あったかい…)』
はヘアピンを握り締めてリビングへ向かった
―――翌日―――
『おはようございます…』
夜「おはよう。今日は早いね」
『いつも遅くまで寝てしまってすみません…。今日からは早く起きるので…』
夜「気にしなくてもいいんだよ?」
『いえ、お世話になっているので…』
夜「……そっか。じゃあ朝ごはんのお手伝いしてもらってもいいかな?」
『…!…はい…!』
夜「(少し嬉しそうに見えたのは…気のせいじゃないよね…)』
郁「ふわぁぁ…おはようございます…」
夜「おはよう、郁」
『おはようございます』
海「お、今日はも早いな!」
『おはようございます』
海「おう!おはよ!」
夜「2人はジョギング?」
海「あぁ!今日は郁と一緒にな」
郁「はい!行ってきます!」
夜「気をつけてね~!」
『いってらっしゃい…』
夜「ちょっと早いけど陽たち起こしてこようかな…」
『私が行きます』