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ツキウタ。

第2章 出会い




始「………」

隼「どうかしたかい?始」

始「思い当たる場所がある」

隼「?」


コンコンッ


始「入るぞ」

始が入ったのはの部屋


は眠りから覚めることもなく、スヤスヤと眠っている

そしてその周りにはツキノ寮のペットたち

始「やっぱりここか…」

隼「おやおや…みんなこのお姫様のところにきていたとはねぇ…」

そしてみんなに連絡がいきわたり、の部屋に集まる

駆「あ、コロッケ…!」

涙「ヤマト…」

春「これは…」

恋「何でこんなことに…」

始「まぁ見つかったからいい。さて、仕事の準備をするぞ」

隼「そうだねぇ」

駆「はーいっ!」



葵「いってらっしゃい、気をつけてね」

今日は葵と夜がお休みで留守番

葵「ぐっすりだね」

夜「きっと今までゆっくり休むことなんてできなかったんだよ。寝かせてあげよう」

葵「そうだね」



―――――


『ん…』

目を覚ますと目の前には動物たちの姿が

顔をぺろぺろと舐められる

『く、くすぐったいよ…』

動物たちは裏切らない…この世界で一番信頼できる生き物だ

『今…何時…』

時計を見るともうお昼になっていた

『……こんなに寝てたの…』

はベッドから降りて扉の隙間から外の様子を窺った

『(誰もいない…みたいね…)』

は部屋から出て歩き出す

歩き出すと同時に動物たちもついてくる

『(昨日も思ったけど…広いなぁ…)』

が歩いているととある部屋から音が聞こえた

は扉の陰から覗いた

『(あの人は…)』


夜「あ、起きたんだね。おはよう」

『!!』

後ろから声が聞こえては反射で扉に隠れて警戒態勢に

夜「あはは…そんなに警戒しなくても…。大丈夫だよ、何もしないから」

『(…でも…ご飯食べさせてもらってこの反応は…失礼だよね…)』

はゆっくり扉の陰から出てきた

『…昨日は…ご飯を…ありがとうございました…』

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