第2章 帰って来た彼と恋人
筧が自分の力を過信し仲間を蔑ろにしていた頃、もっと早くに彼とぶつかっていれば良かったと後悔していた、ずっと小さな頃から一緒だったのに、感じんな時になんの力にもなれず、喧嘩別れしてしまったから。
『2年前、私は筧をひっ叩いちゃったの、それも思いっきり』
『が手を上げたのか?信じらんねぇ』
『後にも先にもあれ一回だけだったの、本当に許せなくて・・悔しくてね、思わず。でもずっと後悔してた、手を上げてしまった事もだけど、何よりも筧に何も出来なかった自分が許せなかった、ずっと小さな頃から側にいたのに・・』
事情の知らない水町にこんな話をしても迷惑なだけなのに、止められなくなっていた。
水町もまた、悲痛に顔を伏せるにかける言葉に迷っていると、勢いよく上げられた顔に驚き仰け反る水町が見たのは笑顔のだった
『ありがとう、健君が側にいてくれたから前を向くことが出来たんだよ。』
『・・』
『筧が帰って来たら、謝るって決めていたから早速会ってくるね!』
『待った』
踵を返したの腕を掴んだ水町は、険しく眉を寄せていて、が戸惑いに足を止めると握った手に力がこもる
『筧とは・・ただの幼馴染みだったのか?』
『健君、それって』
『あいつ、すげぇの事理解してるし、大人って言うかさ、しっかりしてるだろ?だからもしが筧を・・』
『健君』
『?』
『私の彼は健君だけだよ?筧とは友達、昔からずっとね』
『本当か?』
『うん』
『・・・・そっか、そーだよな!悪い変な誤解して』
『ううん、確かに筧の話をした事なかったからね、誤解させちゃってごめんね?』
『全然!寧ろ聞けてすっきりしたから、サンキューな!』
『良かった、じゃあ行ってくるね。健君は?』
『あ~俺は家帰るは、今日学校サボった事親に謝らないと殺される』
『そんな物騒な』
『嫌々、うちの親マジ怒ると鬼だから、覚悟して帰るわ』
『が、頑張ってね?夜連絡するからね』
『ああ、も頑張れよ』
『うん、ありがとう。』
二人は手を合わせ互いに歩き出した、が向かうは学校。とその時だった