• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第104章 恋した記憶、愛した事実《25》


「陽菜が体調を崩したり、傷を負ったのでな。陽菜の調子が万全に整うまで、祝言を一時的に保留にしただけだ。」


「(信長様……?)」


どうすればいいかわからなかったことを、信長様が代わりに答えてくれた。
だけど、眩暈でふらついたり、火傷は負ったりしたものの……体調を崩したり、傷を負ったわけではないから、信長様の言葉が不思議に思う。



「おや、そうだったのですか。そういえば、本日も病み上がりとおっしゃっていましたし……早く体調が良くなると良いですね、陽菜様」

「は、はい……ありがとうございます……」


とりあえず、話を合わせておこうと、大名の方の言葉にお礼を言って、お茶を一口飲む。





「(……家康、どう思ったんだろう……?)」


お茶を飲んだときに、チラリと家康の方を見た。
だけど、祝言のことを聞いても驚いた様子もなく……普段通りの家康で……



何を考えているのかは、家康の表情を見ても全くわからなかった………。




/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp