• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第104章 恋した記憶、愛した事実《25》


「真っ赤になったり、落ち込んだりと忙しい顔だな。」

「っ!!?」


頭上から聞こえた光秀さんの声に、光秀さんが居たことをすっかり忘れて、家康との口づけを思い出していたことに、恥ずかしくて顔が熱くなる。


「おや、かなり赤くなったな……何かやましいことでも考えているのか?」

「っ!!?な、なななななにも!!やましいことなんてっ!!///」

「吃っているぞ。そうか。やましいことを考えていたのか………ククク…」

「~~~~!!///」


光秀さんのニヤニヤした顔に、誘導尋問に見事にはまってしまい、もう口をパクパクとさせるしか出来ない。


「~~~~光秀さん!!意地悪しないでください!!///」

「何を言っている。お前がしっかり意識を持っていれば、こんな風に俺に捕まることもなかったのだからな。むしろ、意識を戻した俺に感謝してほしいほどだ。」

「うぅぅ~~………」


確かに、しっかりしてなかった私が悪いけど……だからって、ここまで揶揄わなくても………
何も言えず、項垂れてると



ポンっ



「それぐらい元気な方がお前らしい。」


頭を優しく撫でながら、光秀さんの落ち着いた声が耳に届く。


「……光秀さん…」

「まあ、あまり無理はするな。無理すれば、また秀吉が騒ぐ。」

「………はい……気を付けます。」


また、前みたいに迷惑をかけないように、光秀さんの心配する言葉を、しっかりと受け止めた。

/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp