• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第12章 動き始めた恋心〈10〉番外編


《秀吉side》

「……やっと笑顔が見れたな…」


陽菜が戦に向かってから、心配と不安で香菜は、あきらかに元気がなかった。

妹が危険な場所に行くから無理もない。
香菜の笑顔が見たくて、いろいろ気にはかけてたんだが……


「陽菜のこと話しただけであんなに笑顔になるとはな…陽菜に嫉妬しそうだな…」

秀吉は苦笑し、天主へ足を向けた。








数日後、陽菜達が戻る報せを受け、信長様と香菜と城門のところで待っていた。


陽菜に久しぶりに会えるからか香菜は朝から嬉しそうにし、今はまだかまだかとソワソワしている。


「(普段は落ち着いてるのに、こういう姿は珍しいな。なんだか可愛いな…)」


「貴様は普段みたいに落ち着いて待っておれんのか」

「え?」

「確かに…そわそわしてて陽菜みたいだな」

「だって、やっと帰ってくるから…無事だとわかってても姿が見えるまで安心は出来ないし…」

「ならば俺が落ち着かせてやろう」

「え?」
「信長様?」



―――グイっ…―――





信長様が香菜の腰を掴み、その勢いのまま





―――ポフ…―――





香菜は信長様の胸に倒れこんだ



/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp