• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第102章 恋した記憶、愛した事実《23》


「ククク…しかし、なかなか面白い顔を見ることが出来たな。」


光秀さんが杯を傾けて、一気に流し込むと、意地悪い笑みを浮かべて笑っている。
杯を置いて、膳の上に置いていた銚子を傾けて、光秀さんの杯に注ぎながら尋ねる。



「………そんなに拗ねた顔が面白かったですか?」


未だにニヤニヤしている光秀さんに、また少し拗ねながら聞くと、光秀さんが、フッと笑って、頭の上にポンと手を置かれた。



「確かに、あの顔は面白いな。」



光秀さんの視線は、私とは違うところに向けながら話している。
どこを見ているのか光秀さんの視線の先を辿ろうとしたら……







「陽菜。こちらへ来て酌をしろ。」



上座に座る信長様から声がかかり、パッと視線を上座へと向ける。

信長様の横にはお姉ちゃんが座っていて、お姉ちゃんにも手招きされ、光秀さんにも行ってこい。と言われ、席を離れて、上座へと足を運んだ。



/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp