• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第96章 恋した記憶、愛した事実《17》



「………なんでそんなに不安そうな顔してるわけ?」


「え?」



家康の声に反応して、パッと顔をあげる。
不安に思っていたことが、知らず知らずのうちに顔に出ていて、いつの間にか顔を俯けていたみたい。



「自分の時間を有意義に過ごせるんだから、喜んだら」



「(……喜べないよ……)」




家康と過ごせないなら………




家康の記憶が戻らないなら………




素直に喜べない……






「………そういう顔……」


「…え……」



家康の手が私の頬に触れて、目を見開くと




「あんたのそういう顔見てると……俺は…」




…家康………?




家康の顔がどことなく苦しそうで、その表情を見ていて胸が苦しくなる……


/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp