第76章 お医者さんごっこ part2 家康side ※R18
「(ちょっ……///もしかして!?///)」
襖の向こう側から、帯を解き、着物を脱いで床に落とす音が聞こえ、心臓の鼓動が速くなる。
佐助が昨日言っていたこと。陽菜で想像していないと言えば嘘になる。
抱くときしか見ることない、陽菜の白くて細い、傷ひとつない綺麗な脚。
大きくもなく小さくもないが、綺麗な形をした柔らかい胸で作られる谷間。
そして桃色の柔らかい唇。そこから発する『大丈夫?』と心配する声。
「(…違う意味で、身体、熱くなってきた///)」
熱を逃がそうにも、家康の意識は襖の向こう側にいる陽菜へと向いていて、なかなかこの熱は冷めそうにない。
しばらくして、スッと襖が開き、見ると、
「っ!!///」
「えへへ……。どうかな…?///」
陽菜が来世の服を着て白衣に袖を通した『女医姿』で現れた。
両手をお腹あたりで擦り合わせ、頬を少し桃色に染め、首を少し傾げて聞いてくる。
その仕草に家康は
「(……可愛い…///)」
と思い、次に服装に目がいくと
「(…想像した以上かも……///)」
陽菜の服装は、来世から戻ってきたときの服なのだが、あのときは陽菜が戻ってきたことに、意識がいっていた為、そこまで見ていなかった。
だが、今日はじっと見てしまう。
胸元は、着物と違い、一目見てすぐに膨らみがあることがわかる。
膝が見えるか見えないかぐらいの丈のものを腰に纏い、そこから細くて綺麗な脚をさらけ出している。
陽菜が少し動く度に、纏っているものもユラユラと揺れ、隠れている大腿部分が少し見えたりして、中を暴きたい衝動に駆られる。
鼓動がさらに速まり、身体の熱も尋常じゃないぐらい熱くなり、陽菜を直視できなくなり、顔を逸らす。
言いたいことはいっぱいあるが、家康がなんとか言えたことは
「……悪く、ないんじゃ、ない…///」
耳まで真っ赤にして、家康なりの誉め言葉を小さな声で、溢した。