第74章 ~if~『武将の職業』
「家康さんと陽菜が結婚したら、ドクターとナースの職場結婚って感じよね~」
「へ?ドクター?職場結婚?」
わけがわからず、こてん。と首を傾げる。
「家康さん、現代だったら職業がお医者さんって感じじゃない?薬作ったり、手当てしたり。」
「あぁ……確かに、仕事内容が医者かも…」
薬作るのは薬剤師だけど……でも、薬剤師ってイメージはしないかな…
白衣着て、聴診器首に掛けて……外科?内科?
武将だから、体力と洞察力、それに判断力あるし、冷静だから救命も有りかな……
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「じゃあ、胸の音、聴きますね…………うん。胸の音も異常ないし、もう大丈夫ですよ。」
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「(かっこいい!!///)」
家康の白衣姿で診察しているところを、思い浮かべ、ポケーっとする陽菜
「おーい。陽菜~?」
そんな陽菜の顔の前で、香菜は手を振り、陽菜の意識を元に戻した。
「じゃあさ、政宗は料理人だと思わない?」
揶揄われる前にお姉ちゃんに、質問する。
「政宗?確かに、政宗の料理美味しいから、料理人ってピッタリ。居酒屋とか出してくれたら、仕事帰りに寄って帰るかも。」
「私も寄ってそう!」
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「おう!お疲れ!ほら、もつ煮込みサービスしてやる。」
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「「言ってそ~~~!」」
クスクス笑って、前掛け姿で料理する政宗の姿を思い浮かべ、またクスクス笑う。