第66章 恋から愛へ《25》
「…あ、ありがとう……///」
「(なんか、恥ずかしいっ…!///)」
陽菜は顔に尋常じゃないぐらい熱を帯び、真っ赤になっている。
恥ずかしすぎて、顔を俯けると、
ピクンっ…
家康が陽菜の頬に触れたことに、軽く反応し、家康の手はゆっくりと顎に向かって滑らせていく。
手が顎に着き、家康は陽菜の顎をクイッと持ち上げる。
陽菜は真っ赤になりながらも、家康の流れる動作に目を奪われ、じっと見つめていた。
家康の顔が、ゆっくりと陽菜の顔に近づいてきて、もう少しでお互いの鼻が触れそうになったところで、二人はほぼ同時ぐらいに目を閉じ
口づけをした。
家康の唇がゆっくりと離れていき、目を開ける
「…今、世界一で一番の幸せ者かも…。これからもよろしくね。」
家康の顔をみて、満面の笑顔で、私の想いをもう一度伝え、家康に抱きついた。