第56章 恋から愛へ《15》
「ふぅ……。掃除、洗濯完了ーー!はぁ~っ…スッキリしたーー♪」
朝ごはんを軽く食べてから、部屋中を掃除し、シーツも洗濯できて、気分は爽快。
「あ、もうすぐお昼か……今日は、もう外で済まそっと。ついでに、晩ご飯の買い出しもしとこっかな…冷蔵庫、あんまり食材なかったし。」
掃除をして少しく汗をかいたから、シャワーで汗を流す。
軽くメイクをして、ピンクベージュの薄手のニットとグレーのチェックの膝丈スカートに着替え
鞄にスマホと財布、そして御守りを2つ入れ、黒のパンプスを履いて、陽菜は家を出た。
カフェで、お昼のパスタを食べ、食後の紅茶を飲みながら、スマホを弄る。
「……佐助くんからは連絡ないか………」
1ヶ月前にこのカフェで会ったのが最後、その翌日に
『ちょっと大学院での研究の方もしないといけなくなってしまった。もちろん、ワームホールのことも調べているから、また連絡するよ。なかなか割り出せずにごめん。』
と連絡があって以来、佐助くんからは連絡がない。
忙しくしてるから、私からも連絡はしていないけど、丸々1ヶ月連絡ないと、少し不安になる。