第56章 恋から愛へ《15》
ジリリリリーーー………!!!
大音量でなったスマホのアラーム音。
その音で目が覚め、伸ばしていた腕が視界に入る
「………夢……」
伸ばしていた腕を降ろし、鳴り続けているアラームを止め、気づく。
「あれ?今日は休みのはず……?」
日付を確認するが、やっぱり休み。
6連勤終わりの翌日、アラームを解除するのをどうやら忘れていたようだ。
ボフっと枕に顔を埋め
「……なんか損した気分~……」
自分のミスに不満をこぼす。
「……ま、いっか。6連勤で、ろくに掃除できてないし、掃除と食材の買い物と…天気もいいし、シーツも洗おっと♪」
6連勤明けだからか、それとも、夢のなかだけど家康に会えたからか、休みの日に早起きしたけど、陽菜はご機嫌だった。