• テキストサイズ

イケメン戦国『あなたに夢中』

第6章 動き始めた恋心〈4〉


――戦が始まる前―――――


「陽菜です。よろしくお願いします。」

「こちらこそ、お願い致します。陽菜様。」

家康さんに救護の責任者の方を紹介してもらった。


「俺が不在のときに一任している奴だから、わからなかったら教えてくれる。」

「はい!」

「じゃあ、あとは任せた」

「承知しました。」


家康さんが天幕から出ようとした時、

「家康さん、あの…お気をつけて」

思わず声をかけたら、家康さんが振り替えって私のところに戻って

「陽菜も頑張って」


ポンポン…


………え……

「じゃあ、戻ったらここの様子見に来るから」

「あ…はい」


そう言って今度こそ天幕から出ていった。


………………初めて名前呼ばれた


………ていうか、頭ポンポンされた


……………………


…………





「っ~~/////」

馬に乗って来た時より顔が赤くなる。

「(頭ポンポンなんて、秀吉さんによくされるけど、こんな風にドキドキしなかったよ!)」


ん?よくする…?

「(そうか。今までされたことないからビックリしただけだ。)」


私は手でパタパタしながら、顔の火照りを落ち着けていた。






/ 663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp