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イケメン戦国『あなたに夢中』

第49章 恋から愛へ《8》


「……っ、それは……」


ただ家康のそばに居れたらいいと思っていたから、気持ちを伝える気はなかった。
でも、それは現代に戻るつもりがなかったから、そう思っていたことで……
強制的だったが、現代に戻ってくると、いろいろ後悔することがたくさんあった。


ちゃんとお礼が言えなかったこと
御守り渡せなかったこと


気持ちが言えなかったこと………





「ちゃんと言わないと、相手に伝わらないよ。想ってるだけじゃ伝わらない。」


その言葉がストンと胸の奥にまで響いた。


「…うん……そうだね。今度会ったときに、必ず伝えるよ……。」


帰れるかわからない。
帰れても、会えるかどうかもわからない。


でも、佐助くんが今、一生懸命調べてくれてる。
私も佐助くんも大切な人に、もう一度会いたいから、帰れることを信じて、ワームホールが現れるのを待っていよう。


「うん。その調子だよ!
じゃあ今日のディナーは陽菜の奢りね♡
無断欠勤で迷惑かけた分と、この前の合コン不参加したのと、陽菜の話聞いてあげた分、これでチャラにしてあげるから♡」



ちゃっかりしてるよ……


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