第43章 恋から愛へ《2》
目的のお店に向かいながら、城下を歩く
「それにしても減るのが早いって、信長様、いったいどれぐらいの量食べてるんだろ…」
二日前に秀吉さんと城下であったとき、金米糖の入った袋を持っていたのに…
あれも結構な量が入っていた気がする。
「夜に盗み食いしてるって言ってたし、金米糖の摂取量すごそう……」
ブツブツ言ってると
「そこの素敵なレディ、あちらのカフェでお茶でもしませんか?」
へ?
久しぶりに聞いた、カタカナの言葉が聞こえた方へ振り向くと
「やぁ、陽菜さん。」
無表情で片手を挙げてる
「佐助くん!?」
に出会った。