第42章 恋から愛へ《1》
「な…言わないよっ!!///」
口もとをゴシゴシ拭きながらお姉ちゃんに反論?する。
「え?言わないの?」
お姉ちゃんが面食らった顔をする。
「言わないよ……お礼に作っただけで、告白するために作ったわけじゃないし……」
気持ちはバレたけど、告白はするつもりない…
そばに……近くに居たいだけだから…
「それより、お姉ちゃんは…どうするの?」
現代に帰るのか
ここに残るのか
それに、秀吉さんのことも……
「うーん……まだ悩み中…」
「そうなんだ…。」
「(私としては一緒に残ってほしいけど…)」
お姉ちゃんが決めることだから、私がどうこう口出しすることじゃない。
「そうそう。陽菜の着物、だいぶ進んだの。あと1週間ぐらいしたら出来上がると思うよ。」
「ほんと!?お姉ちゃんが作ってくれる着物、どんなのか楽しみなの♪」
「絶体陽菜に似合うから♪楽しみにしててね♪」
「うん!」
お姉ちゃんが作ってくれた着物、早く着たいな。